「行動科学」「口ぐせ理論」でポジティブに!

 

昨今のビジネスセミナーなどでは「行動科学マネジメント」というものが注目されています。「あれこれ考えているうちに行動できないよりも、まずは行動して、後から考える」といったようなことです。実際に動き始めると、考えも成熟してくるというわけです。

 

また「口ぐせ理論」というものもあり、マイナスの言葉ではなく前向きな言葉を口にすることで、自分自身を「明るい配線」に変えてしまえば、状況も結果的に明るくなるという理論です。

 

さらに筑波大学教授である宗像恒次博士が開発した「SAT法(Structured Association Technique:構造化連想法)」というカウンセリングも有効だと思います。これは、左脳の分析的な面と右脳のひらめきや連想、直感、つまり非分析的な面の両方を併用した方法で、問題解決のための気づきや行動変容を導き出すためのサポートをするカウンセリング法です。

 

もし、妊娠出産を将来的には望んでいるけど、今の時点で前向きな行動を取ることができずにあれこれ悩んでしまっているという方は、上記のようなものも試してみて、ぜひ具体的な行動につなげていただけたらと思います。

 

以前に私のクラスに来てくださっていた妊娠前の女性から「いままで母になるのを考えあぐねていましたが、やっと心の整理ができました。お産に前向きになろうと決心しました。」メールをいただきました。

 

その方は34歳のときから教室に来てくださっていたのですが、40歳になってからようやくそうなったとのことです。たとえ40歳になっていても妊娠出産に前向きになってくれたのは、心からよかったと思います。

 

人それぞれのペースを尊重したいと思います。が、それでも40歳から「冷え取り」を始めることを考えると、「もう少し早めに行動だけでも始めていたら!!」と思ってしまわないでもありません。今日からできることはたくさんあります。トレーニングジムやヨガ教室に申し込むなど、面倒なことは必要ないのです。

 

お部屋をきれいにするついでに、雑巾がけをして足腰を鍛える、ひと駅でもふた駅でも歩く、そんなことからで充分です。

 

妊娠・出産を目指す方は、まず行動して、体をぽかぽかさせることで、60兆個の細胞のハーモニーが調和して、望む方向へと導いてくれると思います。